日本三大山城の1つがある、ロマンあふれる高取山に登山してきた
こんにちは、だいぱんまん(@donchan922)です。
日本三大山城の1つがある、高取山に登山してきました。山城とは、山の地形を利用して築いた城のことです。山道に入るまでの城下町らしいたたずまい、山中にある謎めいた猿石、頂上のロマン溢れる高取山&高取城跡。興味深いスポットがたくさんあり、楽しく登山できました。
今回は、そんな高取山をご紹介。
登山ルート
壺阪山駅⇒(5分)⇒城下町高取⇒(50分)⇒登山道⇒(10分)⇒高取城阯⇒(1分)⇒七曲り⇒(30分)⇒猿石⇒(20分)⇒高取山⇒(100分)⇒壺阪山駅
合計:4時間半(休憩含む)
壺阪山駅
壺阪山駅までは、天王寺駅から近鉄吉野線で約50分。壺阪山駅前はのどかな風景が広がっています。この日は天気が良くて、絶好の登山日和でした。
壺阪山駅の改札を抜けた駅構内に、壺阪〜高取までのコースをまとめた「てくてくまっぷ」が無料で配布されています。これを持っていけば、道に迷うことはないはずです。
てくてくまっぷは、手書き風の地図で、道標やその説明が細かく書かれているのでわかりやすいです。この地図、おすすめです。
駅を出た後は、「高取町 観光とくすりの町」の看板方面にまっすぐ進み、道路を渡ります。
城下町高取
道路を渡った先に案内板があります。そこを右に曲がり、道なりにずーっと進みます。
ここの道は昔、2万5千石の城下町として栄えたようで、今もその名残が感じられました。城下町らしいたたずまいで、石畳の道や、古い家並みが続きます。
石畳の道上のところどころに、写真のようなタイルがあります。「くすりの町」として有名な高取町ならではの取り組み。タイルには、草花の絵とその薬効が書かれています。キキョウ、クズ、ナンテンなど、たくさんの種類がありました。
古民家風のカフェのまちゃぽ。ここらで一休みしていくのもいいですね。
街の駅、城跡。道の駅的なところなのかな。ちなみに、奥に見えるのが高取山。昔は、頂上に立派なお城が見えたのかな。
公衆トイレもありますよ。中は綺麗でした。
城下町を抜けると、道が開けてきます。山っぽくなってきましたね。
山道になる手前のところに、自動販売機があります。ハイカーとしてはありがたいですが、夏にホットはいらないかな……
登山道
駅からここから約1時間。ようやく、登山本番!
アブやハチなどの害虫に注意の看板。長袖・長ズボン着用推奨です。山中にミツバチはいましたが、アブやスズメバチには遭遇しませんでした。僕が運いいだけ?
高取城阯
登山道に入ってから約10分で、高取城阯(たかとりじょうあと)の史蹟が右手に見えます。
七曲り
高取城阯の史蹟からすぐのところに、七曲りの看板があります。ここからは、くねくねと曲がりくねった道が続きます。
「そろそろ疲れてきたな」と感じた頃にベンチが発見。この後もところどころにベンチがあるので、休憩スポットには困らないはず。このあたりは、野鳥の鳴き声がよく聞こえてきました。特に、ウグイスの「ホーホケキョ」という鳴き声は心が休まります。
猿石
くねくね続く七曲りを抜けると、今にもウキッと言わんばかりの「猿石」がお出迎え。元禄年間に明日香村で発掘され、運ばれたらしいです。なんでしょう、この風貌。不思議……
ちなみに、猿石の後ろにもベンチがあります。
顔のアップもご覧あれ。よく見ると、可愛らしい。
高取山
猿石から20分で高取山山頂に到着。今はなき高取城は、石垣だけが残っている広場になっています。手入れはほとんどされていないようでした。
高取城は日本三大山城の1つとして有名です。ちなみに、他の2つは美濃岩村城と備中松山城。山にお城建てるとか男のロマンだよなあ。
高取山山頂(高取城本丸)がある石垣。それを守るように、巨大な木々が周りを囲んでいます。
最近話題のチェーンソーアートで作られた熊と高取城。いざ、本丸へ!
案内通りに進むと、高取山三角点を発見。ここにお城が建っていたんだろうなと思うと、感慨深いですね。城主になった気分。
山頂から見える景色。ここからは、吉野・大峰などの山々が一望できます。
下山は、来た道を引き返しました。城下町で、登山を頑張ったご褒美のアイスクリームを頬張りました。奥に見えるのはトトロ?
まとめ
- 難易度:易
- おすすめポイント
- 高取の城下町を散策できる
- 謎深い猿石を見られる
- 山と城の両方を楽しめる
これまでの登山とハイキングの記録は以下の記事でまとめています。
kansai-higaeri-tozan.hatenablog.com
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